
おはこんばんは
ケネディ・スペース・センターに行ったことありますか?
もしまだだったら、人生で訪れて欲しい場所のひとつということを、声を大にして言いたい!
NASAと言うと”宇宙好きの聖地”的なイメージであまり宇宙に興味がないとなかなか行こうと思わない人もいるかも!?
でも、ケネディ・スペース・センターはただの博物館じゃないんです。
リアルに今も宇宙ミッションが進行中!
宇宙飛行士たちが実際に飛び立った発射台、シャトル組立工場、本物のシャトルやロケットなどを実際に目にすると感動してしまうはず。
深掘りすると語りつくせないほどの情報量なので、今回はケネディ・スペース・センター観光を楽しめるようにまとめました。
ケネディ・スペース・センターとは?
フロリダの青い空の下、世界中の宇宙ファンが憧れる場所—それが ”ケネディ・スペース・センター”(Kennedy Space Center / KSC)
NASAの10ある現地センターの一つでもある正式名称は John F. Kennedy Space Center!
豆知識:名前の由来は第35代大統領・ジョン・F・ケネディー
NASA(アメリカ航空宇宙局)の中でも、ここは特別。なぜなら、アポロ計画やスペースシャトルの打ち上げ、そして現在進行中のアルテミス計画(月面着陸計画)までもが、ここから始まっているのです。
1962年7月1日にLaunch Operations Centerとして設置され、1963年にジョン・F・ケネディ大統領の名を冠されましたケネディー・スペース・センター全体の敷地は約570平方キロメートル(220平方マイル)。
総敷地面積は…東京ドーム約1,200個分!
東京23区の約3分の1、あるいはニューヨーク市の半分以上の広さというから驚きですよね。
その中でゲストが入れるのは「ビジターコンプレックス」+バスツアーエリアの一部。


ビジター・コンプレックス(KSC Visiter complex)


ゲストが入園可能な見学エリアであるケネディ・スペース・センターの「ビジターコンプレックス(Visitor Complex)」は、NASAの宇宙開発の歴史や最新技術を、ゲストが間近で体験できる公式の観光施設です。
施設内には複数の展示館、屋外展示、レストラン、ショップまで揃っています。
施設内はテーマパークのように整備されていて、わかりやすいマップや案内も豊富。日本語の地図もあるので、英語が苦手でも十分楽しめるようになっています。
見どころハイライト
【1】アトランティス号の実物展示(全長約約37.2m!)
本物のスペースシャトル・アトランティスが展示されています!実物を360度から見ることができます。打ち上げの感動を再現するシアター演出付きで、かなり迫力あり
【2】ロケットガーデン
マーキュリー、ジェミニ、サターンIBなどの歴代ロケットがずらり。間近で見ることができます。
【3】ヒーローズ&レジェンズ(Heroes & Legends)
アメリカの宇宙飛行士たちを称える展示館。アメリカ初の有人宇宙飛行計画”マーキュリー計画”の宇宙飛行士7人が建物に刻まれています 。
【4】宇宙飛行士との交流(Astronaut Encounter)
現役または引退したNASAの宇宙飛行士と直接会って話を聞けるプログラム。サインや記念撮影もできるチャンス。
【5】IMAX映画館
宇宙をテーマにした大型スクリーンのドキュメンタリーを上映。迫力ある映像で宇宙旅行気分が味わえます。
スペースシャトルアトランティス℠


ケネディ・スペース・センターの中で最も人気がある展示、それがスペースシャトル「アトランティス」の展示エリア。
豆知識:アトランティスってどんなシャトル?
1985年初飛行、2011年に最後のスペースシャトルミッションSTS-135で任務完了
実際に33回の宇宙飛行
総飛行距離は2億km以上(地球約5,000周分!)
宇宙ステーション建設やハッブル望遠鏡の整備にも活躍
展示の前に入るシアター型プレショーでは、シャトル開発のストーリーを鑑賞。
クライマックスで映像が終わると…スクリーンがゆっくり開いて、目の前に実物のアトランティスが登場!
この演出、想像以上に感動します!
アトランティス号には、宇宙での作業に欠かせなかったカナダアーム(ロボットアーム)も付いたまま。
機体表面の黒いタイル(耐熱材)**は、帰還時の高熱に耐えた本物で、焦げ跡までリアル!
展示スペースは10階建て規模で、360°どの角度からも鑑賞可能!
ペースシャトル「アトランティス」が展示されているエリアは、アトランティス本体の展示だけでなく、宇宙飛行の技術・歴史・体験を一度に楽しめるエリアになっています。
見どころハイライト
【1】シャトル発射シミュレーター:Shuttle Launch Experience
実際に宇宙に行く体験ができるシミュレーター
所要時間は約15分(身長制限あり:112cm以上)
【2】インタラクティブ展示
シミュレーター体験(打ち上げ体験、ドッキング、着陸体験)などのインタラティブな体験や、宇宙服・機器など60以上の展示を楽しく学べます
【3】「スライディング・バック・トゥ・アース」本格再現
実際の着陸時の滑走を模した22度傾斜で10秒程度のスライドを楽しめます。
思ってる以上に滑り降りる角度が急で一瞬ためらうかも?!
【4】「Forever Remembered」エリア
チャレンジャー号(STS‑51L)とコロンビア号(STS‑107)で犠牲となった14名の宇宙飛行士を追悼する展示エリア
【5】宇宙での生活体験ゾーン
「宇宙飛行士って、どうやって寝てるの?」「トイレってどうしてるの?」の疑問を一目でわかるように
宇宙トイレ、睡眠用寝袋、宇宙食が展示されています。
アトラクション
ビジター・コンプレックスでは展示を見るだけでなくいくつかのアトラクションも楽しめます。
Shuttle Launch Experience
スペースシャトルの打ち上げをリアルに再現したシミュレーター。8分間、振動・音・映像で臨場感たっぷりに宇宙へ飛び立つ体験ができます。44インチ(約112 cm)以上の身長制限あり
HYPERDECK VR
最大8人で参加可能な没入型VRライド。動きのある床、風や振動などを伴い、月面ミッション「Mission Moon」に挑戦できます(所要約20分、要事前予約)
Spaceport KSC(Gateway: The Deep Space Launch Complex)
“未来の宇宙”が体感できるゾーンで、宇宙船やロケット内を再現した体験ライドやシミュレーターがあります
Journey to Mars(Explorers Wanted)
大型スクリーンとシミュレーターで、火星探査の旅を体感できるインタラクティブ体験
「アトランティス展示」だけで20〜30分、「IMAX」「ゲートウェイ」ランチタムやお土産やさん、アトラクションの時間も含めると、最低でも4〜5時間滞在が目安になります
バスツアーエリア


ただ展示を見るだけじゃもったいない!
ケネディ宇宙センターを“深く、リアルに”体感できるバスツアー。
通常立ち入れないNASAの施設内部をバスで巡る「ゴー・ビハインド・ザ・ゲート」ツアーの目的地である
「アポロ/サターンVセンター」に行く途中でロケット発射台やビークル組立棟(VAB)を間近で見ることができます。
運がよければ発射前後のロケットを見られるのはこのツアーだけ!
施設内は野生生物保護地区でもあるので、結構な確率でワニや白頭鷲などを車窓から見ることができます。
バスツアーは1時間半〜2時間かかるので、事前に時間配分を考えるのが重要です
アポロ/サターンVセンター


アクセスはビジターコンプレックスから出発する公式バスツアーのみ。
人類が初めて月に立った“アポロ計画”を、五感で体験できる歴史的施設です。
見どころハイライト
【1】サターンVロケットの実物展示(全長約110m!)
この施設の主役は、史上最大のロケット「サターンV」の実機展示。
横たわるその巨大な姿は圧巻で、まるで「宇宙に向けての夢」が目の前にあるよう。
【2】リアルな“打ち上げ再現シアター
アポロ8号の打ち上げを再現した、ミッションコントロール再現シアター。
実際の映像と音響、当時の管制室のリアルな演出で、その瞬間に立ち会った気持ちになります。
【3】月面着陸関連の展示&本物の月の石
実際に使われた宇宙服や装備
アポロ計画で持ち帰った本物の月の石
月面探査車(ルナ・ローバー)の模型 など…
宇宙飛行士たちがどんな過酷な環境で、どんな準備をして月に降り立ったのかが、よく分かります。
混雑する日(特に夏休みや週末)は午前中の早めの便が狙い目です
バスツアーの違い
基本バスツアー(KSC Bus Tour)
一般入場券に含まれる標準バスツアー。
エアコン付き大型バスで施設内を巡り、車内での案内ビデオと運転手ガイドによる説明付き
アポロ/サターンVセンターへも移動し、見学後にバスで戻ります。
見どころ
- VAB(Vehicle Assembly Building)/近くを走る
- LC‑39A/B(打ち上げ台跡)/遠くに見える
- アポロ/サターンVセンター
- 野生生物観察(ワニ、鳥類など)
約2時間、最終バスは閉園2.5時間前に出発
エクスプローラー・ツアー (KSC Explore Tour)
エクスプローラー・ツアーは有料
大人 $25、子ども $19(税別)
スペース専門家のガイド同行。複数の降車ポイントあり、写真撮影スポットで下車可能。標準ツアーで行く場所プラスでより深く、施設詳解が充実
- VAB(Vehicle Assembly Building)/下車して近くで写真をとれる
- LC‑39A/B(打ち上げ台跡)/車窓から見る事ができる
- アポロ/サターンVセンター
- Causeway /下車して発射台を眺望できる
- 野生生物観察(ワニ、鳥類など)
約3時間
人気のため、時間帯の選択と余裕を持った予約をおすすめ
移動手段の選択肢
Space Commerce Way, Merritt Island, FL 32953
移動手段は
- ライドシェア(Uber / Lyft)
- 日本の旅行会社の送迎付きツアー
- レンタカー
ライドシェアサービス(Uber / Lyft)の目安。
〜ディズニー・ワールド・リゾートから行く場合〜
所要時間:約1時間〜1時間半(交通状況により変動)
料金目安:片道$76〜$100(時間帯や需要により変動)
それぞれの移動方法のメリット、デメリットはこちら
Uber / Lyft
メリット | デメリット |
---|---|
ホテルから出発、到着できて楽 | 片道だけで高額になりがち(往復で$200超えることも) |
時間を自分で調整できる | 帰りの車が見つかりにくい場合あり(特に閉園後) |
送迎付きツアー
メリット | デメリット |
---|---|
ホテルから出発、到着できて楽 | 他のお客さんも一緒 |
安心かつ知識を得れる | 時間に制限がある |
レンタカー
メリット | デメリット |
---|---|
ホテルから出発、到着できて楽 | 借りにいったら、返したりと時間がとられる |
時間を自分で調整できる | 料金所などルールを知らないと大変 |
チケットの購入方法
. 公式サイトでの購入
ケネディ・スペース・センターの公式サイトから購入できます。
1日券・2日券・シニア/ミリタリーのディスカウント価格などが購入できます。
. 日本語対応の旅行代理店
日本語対応なので安心。
3. パークでの当日購入
チケットは当日、パークでも購入可能ですが、混雑や売り切れの可能性があるため、事前購入をおすすめします。
目的や訪問スタイルに応じて最適な購入方法を選んでくださいね。
おすすめお土産5選
せっかく宇宙を感じられる旅に来たなら、記念に持ち帰りたいのが“ここでしか手に入らない”お土産たち。宇宙ギフトは、家族や友達へのプレゼントにもぴったり!


1:NASA公式ロゴ入りグッズ
2:宇宙食シリーズ(フリーズ ドライ アイスクリーム)
3:スペースペン
4:スペースブランケット
5:スノードーム
まとめ
宇宙ファンも初心者も100%楽しめる!
「宇宙って難しそう」と思っていた人こそ、ぜひ訪れて欲しい場所です。
ケネディー・スペース・センターは、宇宙観をガラリと変える体験になるはず。
宇宙って遠い世界だったのに、アトランティス、ロケットを見たり、宇宙飛行士との交流できたりする瞬間その距離感が一気に縮まるんじゃないかなと思います。
10箇所しかないNASAのひとつであり、実際に現在も打ち上げがされている宇宙の玄関口!
宇宙に興味がなくても、行った際は必ず心を揺さぶられると思うので、ぜひ訪れてみてください。
分かる事